2010/7/12-13
物理系の研究集会「力学と変分原理250年」に参加。
(本当は明日までだが、都合により出席は今日まで。)

月曜(初日)に、「黎明期の変分力学:オイラーからラグランジュへ」と題して話す。
後から考えてみると、研究発表とは少し毛色の違う「講演」という形式で
1時間(実質的には50分強)も喋らせてもらうというのは今回が初めてだった。
けれどどちらかというと、学会発表(15分)よりもこちらのほうが話しやすい、と思う。
(なお、今回の聴衆はたぶん2~30人くらい。)

それなりに好評ではあったらしく、質問・コメントも5つほどいただくことができた
(科学史の立場からすると、それはちょっと無茶ですよ(汗)、という質問もあったわけだが、
それはまあ御愛嬌ということで。)
そういう意味ではまあ成功だったのだろうと思うけれど、結果的には
もっとエンターテインメント志向でもよかったか、という気がしなくもない。

その他、いくつかの研究発表(物理学プロパーの話)を聞く。
こういう経験はほとんど学部生のとき以来なので、とても懐かしい。

性と言うべきか、発表内容自体よりも、どういう発想・どういう手法で研究を進めているのか、
ということのほうに関心を向けて聴いていた。
特に研究集会の性質上、流体力学関係の話が多かったのだけれども、
計算機によるシミュレーションが研究の中核として機能していることが多く、
やはりこの方面の(歴史的・哲学的)研究もしたいなあ、と・・・。

((そのためにも、とにかくまずはD論をなんとかしなければ、、、))

あと、懇親会に出てみてわかったが、この研究集会は意外といろんな分野の人が
集まっているようだ(もちろん、そうは言っても数物系には限られるのだけれど)。
その意味では、歴史の話を聴いてもらう素地は比較的あったということではないかと思う。
そこで、

「こんなことやってます、こういう場に呼んでいただけるならどこでも行って喋ります!」
(ただ、せめて旅費くらいは出していただけると・・・)

という最低限のアピールはしてきたのだが、さてどうだろう。



真剣な話、こういうところから地道に読者を獲得していかないと未来はないと思うわけで。
[PR]
by ariga_phs | 2010-07-13 22:41 | 歳歳年年
<< 2010/7/14 2010/7/9-11 >>

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

Vivre Comme Ornithorynque.
筆者プロフィール
有賀暢迪(1982年生)
科学史家。筑波在住。
ウェブサイトはこちら
カテゴリ
最新の記事
生存確認
at 2013-08-10 21:15
橋本毅彦『近代発明家列伝』
at 2013-06-15 21:32
オディロン・ルドン 夢の起源
at 2013-06-08 21:46
量子の地平線
at 2013-06-02 15:58
仕事
at 2013-05-07 21:26
その他のジャンル