2010/8/15-20
滋賀の実家にて避暑。
例年よりだいぶ暑いがそれでもエアコンなしで過ごせるのが素晴らしい。
仕事と勉強がずいぶんはかどった。
ちなみに一週間ほど滞在して気づいたのだが、
普段京都にいるとき、自分は物凄くストレスを感じているようだ。
原因はよくわからないのだけれど・・・。

この間、『思想』でヘイドン・ホワイトと歴史学に関する特集が組まれていたので読む。
一番面白かったのはホワイトのインタビューだが、
ほかにも歴史教育に関する論考などが非常に刺激的だった。

ただ同時に、狭義の歴史学の狭さが気になったことも否めない。
一つには、この特集で議論されているのがほとんどの場合、
日本なら戦後の話、西洋なら19世紀以降のいわゆる近代歴史学の話で、
ある意味歴史意識が薄いと感じる。
また、僕は科学史も広義の歴史学だと思っているのだが、
一般にいわゆる歴史学をされている方々がどういう認識なのか
(どこまでを歴史学の範囲だと思っているのか)が気になる。
ちなみに僕の気付いた限り、この特集号の中で文学史や思想史という言葉は出てくるが
科学史という言葉は一回も出てこない。

しかしそれにもかかわらず、歴史学についての議論というのは
科学史・科学哲学の領域と相当にオーバーラップするところがあって
(たとえば事実と解釈の関係)、それ自体僕にはとても興味深い。
特に、歴史学は科学なのかということが真面目な問題になるあたりが。

ともかく『メタヒストリー』の邦訳がついに出るそうなので、まずはそれを読もう。
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by ariga_phs | 2010-08-20 23:59 | 歳歳年年
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筆者プロフィール
有賀暢迪(1982年生)
科学史家。筑波在住。
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