2010/10/30-31
とりあえず原稿は無事に提出。これでまた一つ片付いた。

土曜:Kohler読書会、第5章。
ある新興分野の研究グループが各地に出来ていった結果、
もともとの拠点で行われていた情報交換をほぼそのまま拡張する形で
何らかのメディア(雑誌とか、最近だとML?)が発生する、というのは
わりと普遍的な現象なのではないか、と。
あと、ツールを作るということ自体が科学研究になる、というのもポイント
(個人的には科学史を考える上で極めて重要と思う論点)。

日曜:科学論技術論研究会。
前半、アメリカの製薬産業の話。
一度ちゃんとこの方面を勉強したいと思っているのだが未だ手を付けられていないので、
僕としてはとても興味深く、また勉強になった。
ひとまず引用されていた日本語の本でも読んでみようか。

後半、Sgさんの発表。
最後にStさんが、この話には二つ論点があるということを指摘されたが、
案外この二つはペアなんじゃないかと思わなくもない。
つまり、科学者コミュニティのアイデンティティ形成というのは往々にして、
一般の人々を他者として置くことでなされるのではないか、と。
(というのが、僕がポピュラー・サイエンスの歴史に関心を持っている主な理由なのだが。)
しかしそれはそれとして、毎回思うけれどSgさんの研究には圧倒される。
アーカイヴ調査ってこういうものですよね、本来。

研究会後、失礼して帰宅し、論文を書き始める。
・・・なんかこれ、物凄くいいものになるんじゃなかろうか。査読誌でないのがもったいない感じの。
毎回同じようなことを言ってる気がするが、たぶん今回は本当に。
しかし間に合うのか。いや、当然間に合わせますが。
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by ariga_phs | 2010-10-31 23:59 | 歳歳年年
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筆者プロフィール
有賀暢迪(1982年生)
科学史家。筑波在住。
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