2010/12/3
セミナーはYさんの、ライプニッツの論理学に関する話。
前回の発表というのを聴いていないのでなんともわからないが
ちゃんとできている、という印象。
それと、Rさんが論理学の専門的な見地からコメントをしていたりして、
後輩もみな成長してるなあ、と感慨深い。

その後、夕方には特別セミナー。
物理学の哲学のJ. Butterfield教授が来られて、
"Emergence and Reduction Reconciled"
という内容のレクチャーをされる。
非常にゆっくりと、丁寧に解説されたのでとてもわかりやすかったが、
事前にそれなりに予習しておいた効果はやはりあったと思う。
昨日議論していたときに感じた疑問点のいくつかもはっきりしてよかった。

しかし自分としてはやはり、N→∞によってEmergentな振る舞いが導出できるということが
現象の説明になるのかどうか、ということが気になる。
つまり、現象というのはこの話だとあくまでlimitではなく"Before"の方に対応しているように
思えるわけで、だとすると、N→∞で現象が説明されるとしたら奇妙ではないのか、と。
わりと問題の核心に近い気がするので、もうちょっといろいろ考えてみよう。

あと、今日はU先生が来られていた。
実は僕の場合、お会いするのは退職記念講演(およびパーティー)のとき以来。
少しは成長したと思ってもらえただろうか。
・・・質問時にははっきり喋るように努めてみたのだけれど。


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よいタイミングだと思ったので、ウェブサイトに「ライプニッツ」を上げた。
書きかけだが、正直な話、後半部分がいつになったら書けるのかは不明。

更新しようとしたら、7月から更新していなかったことに気付いて焦った。
もうちょっと何とかしたいところ(特に書評とか)。
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by ariga_phs | 2010-12-03 23:42 | 歳歳年年
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筆者プロフィール
有賀暢迪(1982年生)
科学史家。筑波在住。
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