精度
友人たちとの食事会のあと、思い立って Loki ACADEMICA に足を運んだ。



ここを訪れるのは、昨年三月にトークイベントに出させてもらって以来になる。
そのうちまた来ようと思いつつ、ずいぶん時間が経ってしまった。
非礼を詫びつつ、温かいワインを一杯いただくことにする。

そこで、こういう話を聴いた。

会社勤めをしていた頃の同僚で、飲食関係のことをやりたいというやつがいる。
この前やってきて言うには、とある飲食店チェーンで人を募っていて、話を聞いてみようと思う、と。
だけれどもそいつは昔から、たこ焼き屋をやりたいと言ったりラーメン屋がいいと言ったり
喫茶店を開きたいと言ったりしていた。
要するに、漠然と飲食関係というだけで具体的なところのビジョンがないんじゃないか。

また、こういう話も聴いた。

ここの常連さんに、某有名大学の理系卒で、いまは草木染めをしているやつがいる。
その人が最近、自分の店で、人を集めて量子論か何かの話をしたそうだ。
確かにとても頭のいいやつで、云々。

そうこうしているうちに入ってきた、店長馴染みのお客さんとも少し喋った。

その人は新聞記者で、今回は医療関係の問題の取材で京都に来ているという。
・・・足で情報を稼いで記事にする、というと雑誌記者のイメージがあるのですが、・・・
・・・おっしゃる通りだけれども、・・・やはり知りたいじゃないですか・・・

問い。自分に足りているものは何で、足りないものは何か。

授業料がホットワイン一杯では安すぎるかもしれない。
そう思ったかどうかはともかく、追加で紅茶を頼むことにした。



#お店のウェブサイトはこちら↓
http://loki-academica.com/
[PR]
by ariga_phs | 2011-01-22 23:59 | 歳歳年年
<< 佐藤『職業としての科学』(2010) Shapin, "L... >>

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

Vivre Comme Ornithorynque.
筆者プロフィール
有賀暢迪(1982年生)
科学史家。筑波在住。
ウェブサイトはこちら
カテゴリ
最新の記事
生存確認
at 2013-08-10 21:15
橋本毅彦『近代発明家列伝』
at 2013-06-15 21:32
オディロン・ルドン 夢の起源
at 2013-06-08 21:46
量子の地平線
at 2013-06-02 15:58
仕事
at 2013-05-07 21:26
その他のジャンル