結婚式にて
今日は、妹の結婚式だったのだ。



どう言えばよいだろう、違和感の少ない、挙式と披露宴だった。

実家が寺なもので、結婚式は世の中では珍しい仏前式、
それもほとんど式場に<持ち込み>という形をとった。
両親(特に母)がその準備・手配を取り仕切り、
僕も事前の、そして当日朝の準備を手伝ってきた。
ひとの結婚式、特に教会式に呼ばれたときのような違和感はなくて、
いつもの寺での行事の延長といった感じだった。

披露宴については新郎新婦にお任せだったので、
僕はほとんど何もしていない
(ただ、新婦がお色直しのために退出する際の
エスコートを頼まれるということがあって、
これはこれでなかなか気恥ずかしかったのだけれど・・・)。
けれど、本人たちの希望で、派手な演出や企画のない、
落ち着いた雰囲気の宴席だったため、こちらも違和感はほとんどなかった。

でもたぶん、違和感がなかった一番の理由は、
二人が以前からごく自然に一緒にいて、僕もずっとそれを見ていたから、だろう。

特にここ数日は、二人はうちで最後の準備に追われていた。
(書き忘れたが、僕は妹と長年二人暮らしをしていたのだ。)
ことがことだけに積極的に手伝うのも変なので、
僕としてはなるべく邪魔にならぬよう、部屋に引っこんでいた。
二人とも直前まで会社勤めをしながらだったし、
見ていても大変なのはひしひしと伝わってきたのだけれど、
それでも兎に角、楽しそうだった。
かつ、その姿がとても自然だった。

苦しいときであれ、楽しいときであれ、そうやって一緒にいられるのは幸せなことだ。
もちろん僕の知らないところで、喧嘩したり泣いたりすることもあるのだろう
(幸いと言うべきか、今のところそういうシーンには遭遇していないが)。
けれどそういうのも含めて、二人が自然体で暮らせるというのが
結局のところ一番大事なんじゃないだろうか。

今日という素敵な日が、これまでとこれからの、よき区切りとなりますように。

「君と好きな人が、百年続きますように」。
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by ariga_phs | 2011-02-20 19:37 | 歳歳年年
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筆者プロフィール
有賀暢迪(1982年生)
科学史家。筑波在住。
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