「知られざる科学史の世界」
このたび、シノドスの運営するメールマガジン『α-Synodos』に、
「知られざる科学史の世界」と題した記事を執筆しました
(vol.90+91, 2011/12/15+2012/1/1合併号に掲載)。

「科学史」の領域は広く、それゆえ社会に広く膾炙していない。
しかし、科学の思考法とその有用性が問われつづける日常を、
私たちははじめて経験している。
科学史の要諦をつかむことは、すぐに目には見えない可能性を
保持することなのかもしれない。
[↑メールマガジン編集者の方によるヘッドライン]





この記事は、シノドススタッフの芹沢氏が有賀のTwitterでのつぶやきに
興味を持たれたところからご連絡をくださり、結果として成立したものです。
この場を借りてお礼したいと思います。

掲載されたメールマガジンは有料制となっていますので、
以下に概要をご紹介しておきます。

「知られざる科学史の世界」(原稿用紙換算で20枚)は、
アカデミックな科学史の世界でどのような研究が行われているのか、
近年出版されたいくつかの本を紹介しつつ一般向けに解説する内容です。
具体的には、次の本に言及しています(著者名50音順)。

・隠岐さや香『科学アカデミーと「有用な科学」』(名古屋大学出版会、2010)
・金森修編『科学思想史』(勁草書房、2010)
・金森修編『昭和前期の科学思想史』(勁草書房、2011)
・瀬戸口明久『害虫の誕生』ちくま新書(筑摩書房、2009)
・高橋憲一『ガリレオの迷宮』(共立出版、2006)
・中村士『江戸の天文学者 星空を翔ける』知りたいサイエンス(技術評論社、2008)
・橋本毅彦『描かれた科学 技術のかたち』(東京大学出版会、2008)
・平井浩編『ミクロコスモス 第1集』(月曜社、2010)
・三村太郎『天文学の誕生』岩波科学ライブラリー(岩波出版、2010)
・矢野道雄『インド数学の発想』NHK出版新書(NHK出版、2011)
・吉岡斉『新版 原子力の社会史』朝日選書(朝日新聞出版、2011)

(記事中でも断っていますが、これは近年出版された本の中から
私の主観で選んだにすぎず、科学史の全体像を示すものではありません)

なお、今回は科学史という学問分野についての紹介を書いてほしい、
という芹沢氏からの依頼でこのような内容となりました。
有賀の専門分野に近い内容の記事もいずれ執筆の予定です。
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by ariga_phs | 2011-12-21 21:04 | information
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筆者プロフィール
有賀暢迪(1982年生)
科学史家。筑波在住。
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