夏休み
長野県は北アルプスの麓にある山小屋に、二泊三日でお邪魔させていただいた。
彼女が大学時代、サークルで山に登っていたのだが、その関係の施設(?)である。
僕は完全にゲスト扱いで、彼女の登山仲間お二人に大変お世話になった。

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■山小屋はこの奥。完全に森の中。


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■近くの河原。山間の川、は僕の好きな場所である。


僕はと言えば、高校の頃に(そんなに本格的でない)山歩きの部活に入っていたものの、
大学以降はさっぱりと行かなくなった。
今年の5月に高尾山を歩いたのは、果たして何年ぶりの“登山”だったか。





今回は、山小屋に泊まったとは言うものの、本格的な登山はしなかった。
その代わり、山上の高山植物園をハイキングしに出かけた。

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■ここからゴンドラで山上へ。


実を言うと、ここには子どもの頃、家族でスキーに来たことがある。
15年ぶりくらいということになるが、意外と雰囲気は変わっていない。
夏に訪れるのは初めてだったが、とても懐かしかった。

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■ゴンドラの中から。


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■どんどん高度が上がってきた。





山上に着くと、ほとんど別世界である。
涼しいうえ、眼前には向かいの山々が迫っている。
登山したわけでもないのに登山した気になる(それがよいかどうかはともかく)。
ゲレンデを活用してさまざまな植物が植えられた風景は、
人工的なものとはいえ、雰囲気があってなかなかよい。

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■高山植物園はこんなところ。


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■山中には雪も見える。絵になる景色(おじさんは我々とは無関係)。


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■珍しい花たち。シモツケソウ(上)とエゾアジサイ(下)。





思うに、僕にとっては、普段見られない風景を見るということが
ストレス解消という意味でもずいぶん効果的なのだろう。
森の木々、川の流れ、眼下の田畑や家々、それから山並み、
なぜかわからないが、そういうものを「見る」ことに喜びを覚える。
自分は意外なほど視覚的な人間だということを、
昨年あたりから強く意識するようになった。

何にせよ、ずいぶんと贅沢な時間を過ごさせていただいた。
暇な時間もあるだろうと持って行った仕事道具の出番は結局なかった。
はからずも、夏休みらしい夏休みだったと思う。










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あそこから見える風景を一度見てみたいような、しかし見てみたくないような。。
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by ariga_phs | 2012-08-09 23:59 | 歳歳年年
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筆者プロフィール
有賀暢迪(1982年生)
科学史家。筑波在住。
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