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2009/10/21
2限の授業は基本的に、I先生がテキストの内容を解説しながら時折コメントや補足を加える、
というスタイルで行われているのだが、ある意味このやり方が講義する側にはベストかもしれない。
受講生にとっても悪くはない。たぶん。

フランス語/日本語レッスンの初回。ものすごく有益と思う。もっと早くこうすればよかった。
ところで、言いたいことが言葉にならないのはまさにこれから訓練していくとしても
向こうの言っていることは(比較的ゆっくりなおかげで)ほぼわかるわけで、
これって実はけっこう大したことなんではないか?とふと気付く。

温故知新が最近のテーマ。というわけでコイレの『ガリレオ研究』を読み始めてみたところ、
最初の数ページの序説を読んだ時点でこの本は今でも重要性を失っていないと確信した。
これが時代遅れの議論をしているように感じられるとしたら、それはたぶん、
問題の立て方が当時と今とで変わってしまったからだ。
ついでに言うと、確かこの本は学部生の頃?に一度手を出してみて、
そのときはさっぱりわからなかったように記憶している。
同じことはウェストフォールの『近代科学の形成』についても言えて、
先日読み直してみたら「ああ、そういうことを言ってたのか!」と目から鱗が落ちた。
他人の実力がわかるのも自分の実力、ということか。そういうことにしておこう。

来週予定されていた発表は先方の都合で急遽延期になった。
とはいえ明後日に研究室のセミナーで喋るのは変わらないのでプレゼンテーションをつくる。
とりあえず半分できた。残りは明日。



パルが「ヴォルフ♪」って言うんですがどうしたらいいですかね。。
by ariga_phs | 2009-10-21 23:59 | 歳歳年年
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筆者プロフィール
有賀暢迪(1982年生)
科学史家。筑波在住。
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