昼、研究室のガイダンス。人の集まりがいまひとつ。。。
5限、授業の初回。趣旨説明と講師の顔見せ。
思ったより学生は多かったが、僕の担当回までこの数は維持されるのだろうか。
※この授業については近日中に、ウェブサイト内にページを作ります。
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Giovanni Ferraroというイタリアの数学史家が近年、18世紀の解析学について
いくつか論文を書いているのだが、そのうちの一つを読んだ(合計すると3つ目)。
ここまで読んできた印象では、たぶんこの人の書いているものが
この時代の微積分の発想を最も的確につかんでいる。
で、そのイメージがこの時代の力学を理解するには不可欠だと僕は思う。
2008年に出た本(英語)があるのでそれも読んでおかなければ・・・。
ここ数日読んでいた本、
寺田元一『「編集知」の世紀:一八世紀フランスにおける「市民的公共圏」と『百科全書』』
を読了。「啓蒙」を「編集知」として捉え直す、という意欲的だが説得力のある議論。
個人的には、ディドロvsダランベールを「編集知」vs「体系知」というより大きな構図で把握し、
かつ『百科全書』の主導権を握っているのは前者であると結論付けるくだりが印象的。
何かに使えそう。