昨年から進めていた、オイラーの論文集(翻訳)を出版する企画を
取りやめることになった。残念だが、妥当な判断と思う。
このまま進めても、労多くして益少ないのは目に見えている。
オイラー生誕300年記念に出版された研究論文集が届く。
ざっと眺めてみるも、数学史的なものがほとんどで、
科学史的に面白みのあるものはほとんど無さそう。
最小作用の原理に関する話題が入っていないのはともかく、
流体力学関係の話題も無いのはどうかと思うのだが。
↑にグラッタン-ギネスの最新の概説論文があったので読む。
1990年の論文と基本的な枠組みは変わっていないようだ。
ということは少なくとも、僕がやろうとしているテーマに関しては
この16年ほど誰もまともに手を付けていないということだ。
嬉しいような悲しいような…。