「大学院生のための教育実践講座」感想。
今日は毎年恒例、「大学院生のための教育実践講座」の日。
参加はこれで三年連続三回目。
(と言うか、すでにどこかで書いたかもしれないが、半ば企画の中心人物化してしまった・・・。
しかしその話はここでは触れない。)
今回初めて、企画の中で「模擬授業」を担当した。
「科学史入門」という講義の想定で、実際の(予想される)講義内容の一部を実演する、という役。
やってみて、細かい部分でさまざまなアドヴァイスなりヒントなりを得られたのはよかったのだが、
一番考えさせられたのは「科学史を教える」というのは結局何を教えることなのか、ということだ。
考えていなかったわけではないのだが、他の参加者の人たちと話をしていて、
僕自身が無意識のうちにかなり頑固な思い込みをしているらしいということに気付いた。
もっともそれに気付いたからといって事が簡単に片付くはずもないのだが、
違う次元で問題を考え直してみる価値はありそうだ。
それが分かっただけでも今日のところはよかったと言うべきなのだろう。
ただいずれにせよ、「よい授業」(それが何なのかが難しいのだが)のためには、
こちら側に相当の確信のようなものがなければならないと思う。
その点からすると、僕はまだまだ未熟だ。